鹿児島は最近雨に日が多く梅雨本番といった感じです。
キャベツの収穫も終盤になり毎日忙しい日々ですが、7ヶ月前にフィリピンに出向き実習生の採用面接に行ってきましたが、先日やっと弊農園で受入ができました。
経営の規模拡大をすれば人で不足をどうするか何処の農家も直面する課題です、地域では雇用確保が難しく今回はじめての採用となります。
面接の時は全く日本語は喋れなかった彼女たちも6ヶ月間の研修で片言の日本語を理解できるようになっており取り組みの真剣さが伺えます。
早速キャベツの収穫作業をやってもらって助かっています。、2名の女性実習生に、これから期待したいものです。
「国際交流」カテゴリーアーカイブ
海外交流NO2
タイ、マレーシアの旅
6月15日から1週間かけて、マレーシアとタイの旅に行ってきました。
旅といっても目的は、マレーシアの農業とバンコクの食品量販店を視察することです。
マレーシアは国が自給率向上と外貨獲得のため、労働環境等の改善等を目的として、新規農産物の栽培と輸出を目的としたプロジェクトに資金を出しているそうです。
ちなみに、試験栽培されている作物は唐辛子、オクラ、ナス、カボチャ、レタスなど日本になじみの農産物ばかりです、まだまだ試験段階ですのでいろんな課題が数多くあり、試行錯誤という感じです。
でもオクラは日本産にも負けないくらいの出来栄えでした。
ここで働く労働者は他の国から出稼ぎに来た人たちが多いそうです。
3日目からはタイのバンコクでの量販店視察です。
高級量販店から地元の人たちが通う店まで行きましたが、わたしが一番見たかったのは、さつまいもの店頭販売の現状です。
高級店では日本のさつまいも(べにはるか)が生と焼き芋で販売されていました、価格は生が400円/KG、焼芋が600円/KGでした、やはりかなり高いようです。
早速買って試食です、味は甘みもありとても美味しかったです、この日は最高気温たぶん35度前後だったと思いますがそれでも焼き芋が売れるんですね。
お店を回って感じたことは、日本語の表示が多いことです、訊いてみるとタイや中国の人は日本語の表示がある農産物は安心安全というイメージがあるみたいでよく買うそうです。
日本人の農家としてはちょっと嬉しくなりました。
最後の夜はタイ料理で乾杯・・でもトムヤンクンの辛さとパクチーの匂いには参りました。(笑)
韓国鎮安環境農業大学研修視察団
雨の降る中、韓国からの研修視察団の方々が本日農園に見学に来られました。
韓国の大学で農業をしながら有機農業の勉強をされている皆さんで、昨日から4泊5日の行程で宮崎、鹿児島を視察するそうです。
晴れていれば、さつまいもの収穫作業を見てもらう予定でしたが、雨のため屋内での出荷作業と貯蔵庫を見てもらいました。
すぐに強い関心があったのが、さつまいもの毛を焼く作業機でした、この機械はコンベアーに乗せられた芋をガスバーナーで焼くのですが、韓国には無いようで、国に帰ったら自分で作ろうかなと言う人もいました。(本当に作るかもしれません)(笑)
その後手作り貯蔵庫に案内です。
車が1台しか通れない細い道を山の中へ歩いていきます。
そして中へ・・・・・・・
ほとんどの人ははじめてこの貯蔵庫に入った時に(わーすごい!)と言うのですが、今回も皆さんはなんか言っていたのですが、韓国語でしたので意味がわかりません。(笑)
貯蔵庫の中では、さつまいもに関するいろんな質問がでてきました。
味の変化について、作型について、貯蔵庫の特性について、収穫方法について、販売チャンネルについてなど真剣に鋭い質問がありました。日本にきて何かを学ぼうという気持ちが強く伝わってきます。質問が途切れる間も無いので見学時間もかなりオーバーし、通訳のガイドさんも少し心配の様子です。
最後は事務所で、吉川農園の一押し商品(私のお芋さま)の試食をしてもらいました。皆さん美味しいと準備した芋はすぐに完食です。(笑)
最後はみんなで記念写真です。
異国の皆さんと交流が出来るのはとてもすばらしいことです。
視察団の皆さん、そして通訳の鄭さんありがとうございました。